交換式バッテリーが意外に主流になるかも

6/10、電動マイクロショベルでの交換式バッテリーでホンダとコマツの共同開発の

プレスリリースがあった。

https://www.honda.co.jp/news/2021/c210610.html
https://www.webcg.net/articles/-/44642

 

また3月には国内4メーカー、電動二輪車用交換式バッテリーの共通仕様で合意

https://response.jp/article/2021/03/26/344344.html

 

一方、中国のEV向けではNIOの交換式バッテリーサービス『Power Swap』で

200万回の実績とのこと。
https://blog.evsmart.net/ev-news/nio-completed-2m-battery-swaps-in-china/


【考察】
 当初、NIOの交換式バッテリーサービスが進行すると、交換用の電池を沢山準備

しないといけないので、予備電池を準備しないといけないし、普及するまでは環境

にやさしくないのでは、と思っていたけど。

 

 下記の記事のとおり、11/1からは、交換作業の安全に関する標準化も進むようだ。
中国、電池交換式EVの国家基準を発表
https://response.jp/article/2021/03/26/344344.html

 

 これだけ普及実績拡大&標準化が進めば、一定レベルの顧客満足が得ら、経済

合理性も確保されてると思うので、少なくとも中国では主流になると考えるべきか。

 

 そうなると、こんな変化あるかな。ただ電池交換時のトラブル(例えば発火事故

とか)とか起こる可能性もゼロではないので、今後の動向を注視したい。

 

追い風:EV車販売(理由:航続距離が短いデメリットを電池交換でカバーできる)
    (ガソリンステーションから)電池交換ステーションの促進
    寿命が来る電池量が前倒し&廃LiBが増えるので、リサイクル需要が前倒し

 

逆風:定置型電池向けリユースへ回る電池が減り、ビジネス機会縮小
   EV充電設備の需要縮小
   FCVが、ますます売れなくなる?
   全固体電池の実用化が遅れる?